
皆さんこんにちは。店主のさしみです。
最近体重が3kg増加してしまって暑い中フーフー言いながらランニングを始めました。2か月前はハーフマラソン(21㎞)も走れたのですが、5㎞も走ればヘトヘトになってます。いやはや身体が鈍るのは本当に早いですね泣。
さて、さしみが好きな漫画ヒロインを紹介する「漫画ヒロインに恋をして。」シリーズの3回目となります。今回紹介するヒロインは、望月峰太郎「座敷女」から「サチコ」を取り上げます。
●座敷女とはー

「座敷女」は望月峰太郎が1993年にヤングマガジンで連載していたホラー漫画です。都市伝説やオカルト全盛だった90年代という事もあり、読んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。
物語は主人公の森ヒロシが隣人を訪ねてきた女性に話しかけることから始まります。深夜2時、うたた寝をしていたヒロシは呼び鈴の音で目が覚めた。何度も何度も押される呼び鈴。よくよく聞くと隣室に人が訪ねてきたようだ。しかし隣人は留守なのか出る気配はないものの呼び鈴は鳴らし続けられ、とうとうドアをたたくようになった。さすがに煩わしく感じたヒロシはドアを開けて覗くと、そこには長身な女性が立っていた。
次の日の深夜、前日と同じように隣室の呼び鈴が聞こえる。少し気味が悪く感じていたヒロシの部屋の呼び鈴が突然鳴る。思わずカギを開けてしまったヒロシの目の前には昨晩見かけた女性が立っていた。女性は隣人の山本へ連絡をするために電話を貸してほしいと訪ねてきたのだった。突然の事に委縮してしまったヒロシは電話を貸してしまう。
それがきっかけにヒロシは恐ろしい事態に巻き込まれてしまう事になるのだー。
●登場人物

主人公。サボりがちで単位を落としかけてる何処にでもいる大学一年生。バイト先に来る女子高生「ルミ」に惚れている。ある女と出会ったことで大きなうねりに巻き込まれることになる。

ヒロシが勤めるコンビニへ足しげく通う女子高生。ヒロシの事に好意を抱いており、告白やキスを待っているものの、なかなか踏み出さないヒロシに憤る事も。ヒロシと一緒に事件へ巻き込まれることになる。

ヒロシの小学生来の幼馴染。高校ではインターハイに出場したり空手をやっていたりと、運動能力には自信がある。事件に巻き込まれたヒロシを助けようとするものの、返り討ちにあう。

本作のメインヒロイン。当初はヒロシの隣人を訪ねてきたのだが、ヒロシの優しさに心打たれてヒロシに好意を抱くようになる。長身で真っ黒なロングヘアにトレンチコート、パンプスといったファッショナブルでモデル体型な出で立ちと、インターハイに出場した佐竹に追いつける運動神経を備えている。一見、心移りがしやすい性格に見られるが、非常に一途な一面もある。
●「サチコ」の魅力とはー
今回はあえて笑顔が素敵な「スマイルるみちゃん」ではなく本作のメインヒロイン、座敷女こと「サチコ」を鳥げます。出で立ちは先ほどの登場人物紹介で簡単に触れましたが、ヒロシを超える長身でやせぎすな体形にトレンチコートとパンプスといった服装をしています。チャームポイントとしてはマニキュアを塗った爪とセンター分けに真っ黒なロングヘアでしょう。黒髪でセンター分けフェチなテッド・バンディにはドストライクだと思います。
また、ファッションポイントとして両脇に抱えた紙袋があります。一見都会風な風貌ですが紙袋が生活感を演出して親しみさを感じますね。紙袋の中にはどんなモノが入っているのか意識せざるをえません。ストッキングが伝線している部分も注目ポイントです。私の所感ですがアクティブで少しおっちょこちょいな一面を感じ取ることが出来るのです。

つづいて容姿に注目してみましょう。先ほども書きましたが、いちばんのチャームポイントは腰まで届く長い黒髪ですね。カラスの濡れ羽色とも言える艶やかな黒髪で、伝統的な日本人女性の美しさを備えています。
サチコは面長で少し目が離れている、所謂「魚顔」ですが、芸能人で言えば戸田恵梨香が代表的でしょう。またパーツに注目すると涙袋や二重、細く整った眉についつい視線がいってしまいますね。

もちろん、サチコの魅力は目だけではありません。筋の通った鼻とキチンと整った歯、細めの唇からさっぱりとした知的な印象を感じます。ただ残念なのが人中部分の長さです。一般的に人中は短い方が可愛いという印象を与えます。顎と人中の割合を2:1にすることが理想とされ、「アヒル口」というのは人為的かつ簡易的に人中部分を短くする手法だったのです。要はサチコもアヒル口をして、斜め上から自撮りをすればもっと「盛れる」のです。

続いて性格面からサチコの魅力に迫ってみましょう。
サチコの性格は一言で言えば「一途」です。読者のみなさんから「最初は隣人の山本を訪ねていたのに、少し優しくしたヒロシの元へ心変わりをしたじゃないか」と言われてしまうかもしれませんが、是非最後まで読み進めてください。一途な彼女に胸が締め付けられる事間違いないでしょう。
さらにヒロシから電話を借りた際に電話器に貼られていた電話番号を記憶したり、わざとポーチを置いてきっかけを作るなど洞察力と機転の良さからちゃっかりした性格を伺えます。守ってやりたいというより、お互いに持ちつ持たれつないい関係を築けそうな予感がします。しかし、少し直情的な面もあるので子供っぽい部分とのギャップが魅力なのです。



いかがだったでしょうか。まだまだサチコの魅力は沢山ありますがここでは紹介しきれまん。この記事で少しでもサチコの、いや座敷女の魅力が伝わればと思います。
まだ本作を未読の方で特にアパートに一人暮らしの方は直ぐに読んでみましょう。
もしかしたら突然呼び鈴がなって、ドアの前にサチコが立っているかもしれません…。
今回はここまでです。
また次回をお楽しみにお待ちください。
店主さしみ。